空を見上げて

社会人2年目。人生迷子。迷ってこそ人生。

優しく強い人でありたい。

大企業に就職したなら、諦めちゃだめだ。

トマト煮込み現象

先日同期と話していたこと。

「いやー入社当時はスキル身に着けたら辞めて起業しようとか思ってたけど、なんか諦めちゃうよねー」

 

こういう人、本当に多いと思う。

就活時に優秀で志高い人材が、就職後大手企業の雰囲気に飲まれて「死んだ目をしてるリーマン」になる現象。

 

これを「トマト煮込み現象」と呼んでいる。(ネーミングが惜しい)

どんなに色鮮やかな野菜でも、トマトピューレで煮込んだら大体真っ赤。味もトマト味。

 

トマトで煮込まれるために就職した人(就活の時「本気で御社の商品を業界No.1にしたいんです!!」と思って就職した人とか)は、それでいいんだと思う。

そう思える人のことを本当に尊敬するし、心底うらやましい。

 

 大企業に就職した覚悟

そうじゃない人は。

トマトで煮込まれる前に、自分の個性を大切にしないといけない。

感情を燃やし続けないといけない。

それが大企業に就職した以上、貫き通さないといけない覚悟だと思う。

 

大企業のリソースを使って資格を取るとか。

全然関係ない趣味を業務と並行で極め続けるとか。

規定に反しない程度に副業で荒稼ぎするとか。

 

「自分を諦めない」って大企業では本当に困難。

トマトで煮込まれたくない人材を理解できない上司も多いから、自分を偽らないといけないこともある。

 

「会社の目標」と「自分の目標」を書かされる時。

「将来どうなりたいんだ?」と聞かれる時。

「お前はこれからこうならなきゃだめだ」と説教されている時。

 

上司が喜ぶ部下であるための言葉を並べる。とりあえず。

 

でも「これは偽っている自分」と割り切ること。

自分を諦めなかったその先にあるものを、この手でしっかりつかむまでは。

 

その途中で

守るものが「自分」ではなくて「家族」になったり、

現職の業務で責任を取る立場になることが楽しいと思えるようになったら

シフトチェンジするのは英断だと思う。

それは「諦めた」じゃない。自分が「変化した」ということ。

 

自分を諦めない。

志高くして大企業に内定が決まった人、 

大企業に就職して、まだ諦めたくない人へ。

社会人になって、「自分なんてこんなもん」って痛感することがたくさんある。

身の程を知ること、とても大切だけど、それをただ受け入れるだけじゃだめだ。

 

学生時代に持った野望や信念、自分の強み。

それらを忘れることなんて、思ったよりすごく簡単だ。

でもそれを「若気の至り」とするには早計すぎると私は思う。

余計な雑念は振り払って、諦めず挑戦することにワクワクしていいはず。

 

 

心の中に燃やし続けたい情熱が少しでもあるのなら。

「心の底からなりたい自分に近づく努力をしているか」

問いかけてほしい。

 

「大人になりきれない野心を燃やしてる」自分の方が、誇らしいはずだから。